分析は必要なし!?米国株への投資は投資信託で始めた方がいい理由

分析は必要なし!?米国株への投資は投資信託で始めた方がいい理由

この記事をご覧の皆さんは米国株への投資を「投資信託」で検討しているのではないでしょうか?

様々な投資方法がある中で、投資をこれから始める、または、始めて間もない方にとって米国株への投資は、投資信託が最もオススメできる投資方法と言えます!

投資信託で投資することで

分散投資ができる
企業分析の手間が省ける
少額から始められる

など、様々なメリットがあるのです。

この記事では、米国株への投資を投資信託で行うメリット・デメリットだけでなく、購入する際の注意点や筆者オススメの投資信託をご紹介します。

この記事を見れば、すぐに投資信託を利用した米国株への投資をすることができます。

監修者:市川雄一郎 監修者:市川雄一郎 
グローバルファイナンシャルスクール校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)

公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長

1 米国株への投資で投資信託がオススメな理由

投資信託で米国株へ投資することがオススメと冒頭で述べましたが、なぜオススメなのかをこの章で解説していきます。

理由はこの3つ。

分散投資ができる
企業分析の手間が省ける
少額から始められる

分散投資ができる

オススメな理由1つ目は分散投資ができることです。投資信託で投資をすることによって、投資の大原則の1つである「分散投資」ができます。

分散投資とは、その名の通り、自分の資産を1つの投資対象に投資するのではなく、複数に分散させて投資することを指します。1つの投資対象では、値下がりや倒産のリスクが高いですが、分散投資をすることでそのリスクも分散させることができます。

投資信託は種類によりますが、複数の投資対象へ投資を行います。例えば「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」という商品では、この投資信託1本で米国株500銘柄に投資することができます。

企業分析の手間が省ける

次の理由は、企業分析の手間が省けることです。

米国では2021年11月末時点で、2つの市場に約6,000ほどの企業が上場しています。その中から個別に投資対象を絞ることは非常に難しいです。

株式で個別に買う場合、購入する企業の財務や今後の成長性など、調べるべき項目がたくさんありますが、投資信託で投資を行うことでその手間を省くことができます。

具体的に言うと、投資信託ではすでに複数企業が投資対象として選定されているため、ご自身で分析する必要がありません。投資信託自体の選び方は後ほど紹介しますが、インデックスファンドを選んでおけば問題ないでしょう。

少額から始められる

最後の理由は少額から始められることです。

投資信託は種類にもよりますが、100円からスタートすることができます。まだ、始めたばかりで不安と言う方も100円で投資信託を購入してみましょう。

米国株は1株から始めることができますが、かなり大きい金額になります。皆さんご存知の企業の最低購入金額を並べてみました。

アマゾン 113ドル 15,255円
アップル 141ドル 19,035円
フェイスブック 196ドル 26,460円
マイクロソフト 264ドル 35,640円
アルファベット(グーグル) 2,316ドル 312,660円
※2022年6月28日現在(日本時間) 1ドル=135円で計算 手数料は考慮しない

投資は実践から学べることがたくさんあります。100円でもその仕組みや値動きを理解することに努めれば、金額が増えても不安になることはありません。100円を200円にするのと100万円を200万円にする労力はほぼ同じです。

これら3つが筆者が投資信託をオススメする理由です。

2 米国株に投資する投資信託を購入する時の注意点

次に米国株に投資する投資信託を購入する時に注意する点を3つご説明します。最低限抑えていただきたいものをピックアップしました。

  • アクティブファンドよりインデックスファンドを選ぶ
  • 投資対象が同じ場合、手数料と純資産を確認する
  • 円安、円高に惑わされず投資を続ける

1つずつ説明していきます!

また、この章の最後に米国ETFへの投資はオススメなのか、筆者の見解をお伝えしています。投資信託で米国株に投資をしようか迷っている人の中には、米国ETFへの投資を検討している人もいるかと思いますので参考にしてみてください。

アクティブファンドよりインデックスファンドを選ぶ

1つ目の注意点は、アクティブファンドよりインデックスファンドを選ぶことです。

投資信託には大きく分けて2種類あります。上記でも述べているアクティブファンドとインデックスファンドです。筆者はインデックスファンドを強くオススメします。

理由はコストとリターンにおいて、インデックスファンドが優位だからです。インデックスファンドはアクティブファンドに比べてコストが低く、過去で比較するとリターンが良いです。そのため、投資信託の中でもインデックスファンドをオススメします。

アクティブファンドとインデックスファンドについてはこちらの記事の第2章をご参照ください。
知識ゼロから分かる!あなたに合った投資信託の選び方と投資家オススメ銘柄

投資対象が同じ場合、手数料と純資産を確認する

2つ目の注意点は、投資対象が同じ場合は手数料と純資産を確認することです。

投資信託だけでなく、投資をするにあたってはこの「手数料」は注視しなければなりません。特に投資信託は長期で投資することが前提ですので、その意味合いも非常に重要になっています。

純資産は、いくらその投資信託が購入されているか、と考えていただいて大丈夫です。純資産が多いと言うことは、その投資信託が解約(売却)されても心配ない、早期で償還になることはないことを意味しています。逆に純資産が少ないと、解約が多ければ投資信託の運用ができなくなります。純資産の目安は500億です。

純資産は投資信託の「運用報告書」というもので確認できます。また、証券会社によってはその投資信託の詳細ページに記載しているので、確認してみてください。

円安、円高に惑わされず投資を続ける

3つ目の注意点は、為替を気にせず投資を続けることです。

海外の資産を購入するため、必然的に為替の影響を受けます。米国株の場合、ドル円レートによって資産額が変動します。

しかし、米国株へ投資する投資信託の中には「為替ヘッジ」を行なっている投資信託もありますので、為替を心配することはありません。為替ヘッジとは、為替変動の影響を抑える仕組みのことです。為替ヘッジをすることにより、円高や円安の影響を抑えることができます。

そのため、「円安だから、、、」「円高だから、、、」と為替に左右されずに投資を続けましょう!

 

コラム ETFはオススメしない?!

結論から言うと、筆者はETFでの投資をオススメしません

ETFとは、投資信託と同様で1つの商品で複数の投資対象に投資ができる投資商品です。ETFは日本語で、上場投資信託といい仕組みなどは投資信託と同じです。ただ株式と同様、上場しているため日本の市場では9:00~15:00の間は株価と同様、価格が変動します。

ETFをオススメしない理由は、少額で投資できない点です。ETFによって価格はバラバラですが、10,000円以上のものが多く、初心者にとってはかなりハードルが高いのではないでしょうか。

3 米国株へ投資するオススメ投資信託2選

実際に投資信託で米国株への投資を行なっている筆者がオススメの投資信託を2つご紹介します。

eMAXISSlim米国株式(S&P500)
楽天・全米株式インデックス・ファンド

eMAXISSlim米国株式(S&P500)

1つ目の投資信託は、eMAXISSlim米国株式(S&P500)です。

こちらの投資信託は米国の指数である、S&P500に投資する商品です。その名の通り、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが選定した米国企業500社が組み込まれています。この500社のみで米国市場の約80%を占めていると言われています。

上位の銘柄はアップル、マイクロソフト、アマゾン、アルファベット(グーグル)などです。皆さんも聴き馴染みのある銘柄が上位を占めています。

注意点で述べた、手数料もかなり低く魅力的です。2022年6月28日現在の純資産は約1兆2,000億円と日本のインデックスファンドで初めて1兆円を超えました。これらの点からも非常にオススメできる投資信託と言えるでしょう。

楽天・全米株式インデックス・ファンド

2つ目にオススメする投資信託は、楽天・全米株式インデックス・ファンドです。

その名の通り、米国に上場している企業全てを投資対象としています。そのメリットは、中小型株の急成長の恩恵を受けれることです。
アップルやアマゾンは大企業ですが、株価が2倍以上になるには時間を要します。しかし、中小型株は短期間で急成長する銘柄もあり、そういった企業に間接的に投資をすることができます。

手数料はかなり低く、純資産も5,900億円とかなり多いです。

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4 まとめ

今回の記事では米国株への投資を「投資信託」ですることをオススメしました。

最後に本記事の要点を確認しましょう。

米国株への投資で投資信託がオススメな理由

分散投資ができる
企業分析の手間が省ける
少額から始められる

米国株に投資する投資信託を購入する時の注意点

アクティブファンドよりインデックスファンドを選ぶ
投資対象が同じ場合、手数料と純資産を確認する
円安、円高に惑わされず投資を続ける

米国株へ投資するオススメ投資信託2選

eMAXISSlim米国株式(S&P500)
楽天・全米株式インデックス・ファンド

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