投資信託かETFどちらかを始めようと思っているけれど、正直どちらをやればいいのか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、投資初心者は投資信託から始めて、さらに余った資金でETFを※スポット購入するのが、オススメです。理由は記事の4章で詳しく説明しますね。※スポット購入:ある程度まとまった資金で一括購入すること
ETFとは「Exchange Traded Fund」の略称で、日本語では「上場投資信託」と呼ばれています。投資信託は「非上場」です。
投資信託とETFのわかりやすい違いとしては、投資信託の場合、1日1回定められた基準価額での売買、ETFの場合、個別株取引と同じようにリアルタイムで売買ができる。という所です。下記の画像に投資信託とETFの主な違いについてまとめてありますので、先に違いを知りたい方はこちらでご確認ください。
この記事では、生徒数2万人を越える、※生徒数・講義数日本一のオンライン投資スクールを運営する私たちの知見から、下記の内容を解説していきます。※2021年日本トレンドリサーチ調べ
- どちらにするか迷っている人が知っておくべき
投資信託とETFの特徴、メリット・デメリット - 投資信託とETFの特徴から知るあなたに合った投資先
- 投資信託とETFの人気投資先を手数料で比較したい人のための「手数料比較まとめ」
- 投資信託とETF、投資初心者にオススメの買い分けのコツ
記事を読み終わる頃には、投資信託とETFの違いを正しく理解し、あなたに合った投資先はどちらなのか自分で決められるようになっているでしょう。
監修者:市川雄一郎
グローバルファイナンシャルスクール校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)
公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長
目次
迷っている人が知っておくべき投資信託とETFの特徴、メリット・デメリット
1章では、投資信託とETFの主な特徴とそれぞれのメリットとデメリットについて解説します。
投資信託とETFどっちを選んだらいいのか分からない、と言う人はそれぞれの特徴とメリット・デメリットを把握するようにしましょう。なぜなら、それぞれの特徴を知ることで、自分に合った投資先がわかるキッカケになるからです。
冒頭にも載せた、投資信託とETFの主な特徴について下記の画像にまとめました。
投資信託とETFのメリット・デメリットは以下です。
- 100円からはじめられる
- 積立投資に向いている
- 複利の力で雪だるま式に利益が増えていく
- 短期投資では利益は増えづらい
- 買う時、持っている間、売る時にそれぞれ手数料が発生する
- 元本保証はない
解説していきます。
投資信託のメリット
100円から始められる
投資信託は証券会社によりますが、今ではだいたいの証券会社で投資信託は100円からはじめることが可能です。ETFは基本的に1株単位での取引になるので、投資信託のように少額から投資をすることができません(証券会社により異なります)。
積立投資に向いている
ほとんどのETFは手動で買い付けしなければいけませんが、投資信託は毎月決まった日に決まった金額を自動で積立できるので、投資信託は積立投資に向いています。投資信託が積立投資に向いている理由は4章で詳しく解説します。
複利の力で雪だるま式に利益が増えていく
投資信託は、分配金を自動的に再投資することが可能ですが、基本的にETFは分配金が配られる仕組みになっていて、自動で再投資することができません。投資信託は分配金の再投資設定をすることによって、複利※の力が働いて、利益が雪だるま式に増えていきます。※複利:投資で出た利益を投資元本(初期の投資額)にプラスして再投資すること。
投資信託のデメリット
短期投資では利益が増えづらい
投資信託は短期投資では利益が増えづらいです。なぜならリスクを低減させる効果が高いため、急に値段が跳ね上がって、儲けられる仕組みにそもそもなっていないからです。
投資信託をはじめてすぐの時には、マイナスになる可能性もあります。しかし商品選びをしっかりすることと、長期間投資をすることによって、プラスに転じる確率は上がります。
買う時、持っている間、売る時に手数料が発生する
投資信託は、買う時、持っている間、売る時、それぞれのタイミングで手数料が発生します。この中でも、毎日発生する手数料が信託報酬です。投資信託を保有している間ずっと支払います。信託報酬のない投資信託は基本的に存在しません(期間限定で無料などは稀にあります)。ですから信託報酬ができるだけ安い投資信託を選ぶのがオススメです。
購入する時に発生する販売手数料は、ノーロードと呼ばれる無料の投資信託もありますし、信託財産留保額も無料の投資信託があります。信託報酬のコストが必ず発生してしまう分、販売手数料と信託財産留保額はできるだけ無料の投資信託を選ぶとさらにコストを低くすることが可能です。
元本保証はない
投資信託は元本保証がありません。理由は投資信託も投資だからです。投資信託は銀行でも購入が可能なため、元本が保証されていると勘違いされる方も多いのですが、投資信託は預金ではなく、投資ですので、元本保証はありません。ご注意ください。
ETFのメリット
信託報酬(持っている間のコスト)が低め
ETFは保有中のコストである、信託報酬が投資信託よりも低めです。なぜならETFは信託報酬の支払先が少ないからです。投資信託の場合、信託報酬を「委託(運用)会社※・販売会社※・受託銀行※」に支払わなければなりません。
ETFは「委託(運用)会社・受託銀行」にのみ信託報酬を支払います。ETFは販売会社への支払がない分、信託報酬が投資信託より低めに設定されています。
リアルタイムで指値注文や逆指値注文ができる
冒頭でも少し触れましたが、投資信託はリアルタイムでの購入が不可で、ETFはリアルタイムでの購入が可能です。なぜなら投資信託の場合、1日1回定められた基準価額での売買となるからです。
ETFの場合は証券取引所の取引時間内であれば、個別株取引と同じようにリアルタイムで売買ができて、指値※や逆指値※で売買もできます。リアルタイムに売買ができることによって、自分が売買したい金額とタイミングで注文を入れられる自由な取引が可能です。
※指値:希望する売買価格で注文をする方法
※逆指値:自分が指定した株価以上になったら買付、以下になったら売付の注文方法です。
値動きがわかりやすい
ETFは株価の値動きに合わせて、ETFも上下するようになっているので、値動きが分かりやすく、予測がしやすいです。売買のタイミングも見極めやすいといえるでしょう。
ETFのデメリット
買う時、持っている間、売る時に手数料が発生する
ETFも投資信託と同様に買う時、持っている間、売る時に手数料が発生ます。投資信託と違い、信託財産留保額(売る時の手数料)の手数料は発生しません。投資信託は購入時手数料がノーロード(無料)のものもあります。手数料の内容は3章で詳しく解説しますが、例えばSBI証券の売買手数料の場合、5万円以下の取引売買手数料は55円です。
特別高い金額ではありませんが、頻繁に売買をするとその分手数料が発生してしまうので、手数料を抑えるためにもETFを買う場合は、長期保有を視野に入れて、売買はなるべく控えるのがオススメです。
分配金が再投資されない
ETFは分配金が自動的に再投資されません。ETFには分配金を自動で再投資する仕組みになっていないからです。そのため投資信託のように複利の効果が得にくくなっています。再投資したい場合はその都度自分で設定が可能ですが、手間と手数料がかかります。
元本保証はない
ETFは投資信託と同じく、投資ですので、元本保証は有りません。
ETFのメリット・デメリットについてさらに詳しく知りたい場合は、投資をするならETFは知っておくべき!具体的なオススメを9つ紹介の記事で解説していますので、こちらも一緒にお読みください。
次の章では、投資信託とETFそれぞれに向いている人、向いていない人について、お伝えします。
・リスクはできるだけ抑えたい YES or NO
・投資先の見極め方を知りたい YES or NO
・海外投資にも興味がある YES or NO
・投資の知識をつけて利益を最大化したい YES or NO
あなたはどっち?投資信託とETFそれぞれに向いている人、向いていない人
前章では投資信託とETFの特徴やメリット・デメリットについてお伝えしました。しかしそれだけでは自分にはどっちが向いているのか分からない方がほとんどではないでしょうか。
れぞれに向いている人は、ひとことで言うと下記になります。
・投資信託に向いている人:投資にかける時間がなく、少額から投資を始めてみたい人
・ETFに向いている人:ある程度市場の相場は読めるが、株式投資ほど高リスク高リターンを求めていない人
あなたはどのパターンに当てはまりますか?
この章ではそれぞれに向いている人・向いていない人の特徴を詳しく書いていきますので、
どっちが自分に向いているのかピンときていない方はぜひ記事を読み進めてくださいませ。
- 長期目線で投資をしたい人
- リアルタイムで購入したい人
- 株式投資よりも低リスク低リターンを求める人
- 相場観が分かる人
- ETFを銀行や郵便局で購入したい人
- 多くの選択肢の中からETFを選びたい人
- ほったらかし運用で利益を増やしたい人
それぞれ解説していきます。
投資信託に向いている人
少額で投資を始めたい人
少額から投資を始めたい人には投資信託に向いています。1章でも解説しましたが、投資信託は証券会社によりますが、100円から投資を始められるからです。
しかし少額ですと、利益の増え方や増えるスピードはどうしても遅くなります。購入金額の変更はいつでも可能ですので、段々と投資金額を増やしていくと利益の増え方やスピードがその分早くなります。
投資知識が多くない人
投資知識が多くない人は投資信託に向いています。なぜなら投資信託の運用はプロにまかせておけるので、知識が比較的多くなくても、投資ができるからです。しかし商品選びを間違えますと、プロにまかせても運用が上手くいきづらいので、商品選びは自分でしっかり勉強して選択しましょう。
自分で投資信託を選ぶために【投資初心者必見】知識ゼロからでも始められる投資信託の始め方の記事がオススメですので、ぜひお読みください。
日々忙しく片手間で投資を行いたい人
日々忙しく、できれば片手間で投資を行い人は投資信託が向いています。なぜなら投資信託は自動積立設定さえ済ませてしまえば、あとは毎月勝手に積立投資をしてくれるからです。しかし1つ前の解説でもお伝えしましたが、やはり商品選びが重要ですので、そこの手間だけは惜しまずに、勉強をして選んでください。
そこでおすすめの勉強方法として、私たちが運営する投資の学校「グローバルファイナンシャルスクール」が公開している「投資の達人になる投資講座」をご紹介します。
投資信託は投資知識がなくても始めやすい投資手法ですが、数ある商品の中からどのように選べばよいか、など最低限の勉強は必要です。今なら無料セミナー参加で全42ページの「投資信託完全攻略ガイド」をプレゼントしています。ぜひこの機会にお受け取りください。
→ 無料オンラインセミナーの詳細を見てみる
投資信託に向いていない人
すぐに利益を出したい人
すぐに利益を出したい人は投資信託に向いていません。なぜなら投資信託は短期間で利益が出る仕組みになっていないからです。短期投資はリスクも高くなりますので、初心者には特にあまりオススメできませんが、高リスク高リターンの投資がしたい方は、個別株が合うでしょう。
高リスク高リターンを追求したい人
高リスク高リターンを追求したい人は投資信託に向いていません。なぜなら高いリターンが出ている時にリアルタイムに取引ができないからです。投資信託の中にもブル型とベア型と呼ばれるリスクの高い、大きな値動きをする商品があります。投資信託はリアルタイムで取引ができないため、高いリターンが出た時、もしくは大きく下がって損をしている時に、すぐに損切りをするということも難しくなります。
絶対に損はしたくない人
絶対に損はしたくない人は、投資信託に向いていません。投資信託は低リスクですが、良い商品選び、長期運用、複利の効果によって損をする確率をできるだけ減らすことは可能です。しかしあくまでも投資ですので、1章でもお伝えしましたが、元本保証がありません。1円たりとも損をしたくない人は、預金が合っているでしょう。
ETFに向いている人
長期目線で投資をしたい人
長期目線で投資をしたい人はETFが向いています。なぜなら保有中のコストが低いからです。しかし売買の手数料は発生しますので、長期目線で投資をして保有しておくほうが、コストが少なくすみます。
そして長期目線でETFに投資をするなら、成長の見込みのあるETFをしっかり選ぶのが大切です。
自由に売買したい人
ETFは自由に売買したい人に向いています。なぜなら成行注文や指値注文など注文方法を自由に選べるからです。投資信託は1日1回定められた基準価額での売買しかできない縛りがありますが、ETFにはそれがありません。
リアルタイムで購入したい人
ETFはリアルタイムで購入したい人に向いています。ETFは取引時間内であれば、いつでも購入が可能だからです。個別株と同じように自分が購入したいタイミングで注文できます。
相場感がわかる人
相場感がわかる人もETFに向いています。なぜなら相場感がわかる人は値段が下がった時にガツンと購入することができるからです。その点投資信託はリアルタイム売買ができないので、値段が下がった時に、ピンポイントで買いに行くのが難しく、ETFに比べると不利になります。
ETFに向いていない人
ETFを銀行や郵便局で購入したい人
ETFを銀行や郵便局で購入したい人はETFに向いていません。なぜならETFは上場投資信託のため個別株と同様に証券会社でしか取り扱っていないからです。投資信託は銀行や郵便局でも取り扱いがあります。
多くの選択肢の中から選びたい人
多くの選択肢の中から選びたい人はETFに向いていません。ETFは国内と海外をあわせて600銘柄以上ありますが、投資信託はさらに6,000銘柄以上あるからです。多くの銘柄の中から選びたい人は投資信託がオススメです。
ほったらかし運用で利益を増やしたい人
ほったらかし運用で利益を増やしたい人はETFに向いていません。なぜならETFは分配金を再投資できないので、自分で再投資をしなければならないからです。一度自動設定すれば、ほったらかしで分配金も積立投資をしてくれる投資信託とは違い、ETFはいちいち再投資の手間が発生します。
投資信託とETFの特徴とメリット・デメリット、そしてそれぞれに向いている人、向いていない人について、解説しました。自分はどちらが合っているか少しずつわかってきましたか。次の章では投資信託とETFの手数料の違いについて解説しますので、手数料も比べてみてください。
2.年利10%で30年かけて資金をつくりたい
3.年利25%で最短で利益を出したい
4.全力で投資を勉強して年利50%を目指したい
投資信託とETFどっちにするか手数料で決めたい人のための比較表まとめ
投資信託とETFの特徴、それぞれに向いている人については理解していただけたのではないでしょうか。しかし、できるだけコストを抑えて投資をしたいという人の中には、投資信託とETFの手数料の違いを知りたい方も多いと思います。
そこでこの章では、投資信託とETFの購入時手数料と保有中のコストである信託報酬を比較します。SBI証券の投資信託とETFで下記の3種類ずつです。各手数料は2022年11月25日現在の手数料で計算しています。
▶投資信託
- eMaxis Slim 米国株式 S&P500
- eMaxis NASDAQ100インデックス
- eMaxis Slim 全世界株式(オール・カントリー)
▶ETF(国内・米国)
- NEXT FUNDSS&P500 指数 連動型上場投信(国内)
- NEXT FUNDS NASDAQ-100 連動型上場投信(国内)
- バンガード トータル ワールド ストックETF(VT) (米国)
以下のパターンで手数料の比較をします。
- 100万円を2年保有
- 100万円を10年保有
- 1,000万円を10年保有
わかりやすく表にまとめていますので、先に結果をご覧になりたい方は下記をご確認ください。
【投資信託:eMaxis Slim 米国株式 S&P500
国内ETF:NEXT FUNDSS&P500 指数 連動型上場投信】
【投資信託:eMaxis NASDAQ100インデックス
国内ETF:NEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信】
【投資信託:eMaxis Slim 全世界株式(オール・カントリー)
米国ETF:バンガード トータル ワールド ストックETF(VT) 】
改めて比較してみるとETFの方が、やはり手数料は低い傾向にあります。そして保有する年数と金額が大きいほど手数料も大きくなるのは当然のことと言えます。特にNASDAQの投資信託とETFの1,000万円を20年保有の場合、倍以上の手数料の差があります。
ですから保有コストである信託報酬は、なるべく低い商品を選ぶことが忘れてはいけないポイントです。
投資家直伝!投資初心者にオススメの投資信託とETF、買い分けのコツ
投資信託とETFの特徴、メリット・デメリット、向いている人、向いていない人、手数料について解説してきました。結局自分はどちらをやるべきなのかとまだ迷われる方もいると思います。冒頭で述べましたが、オススメは、初心者は投資信託から始めて、資産の土台を作った上で、さらに余った資金でETFをスポット購入することです。
例えば毎月3万円を積立投資(つみたてNISA)に投資をしていて、それでも投資に回せる余剰資金があるならETFをスポット購入するといった感じです。
なぜならこうして資産の土台を作ることによって、他の投資をして万が一急落するようなことがあっても、資産の土台があることによって焦ることなく、生活を崩すことなく、メンタルも安定して日常を送れるからです。そして資産の土台づくりに最適なのが、積立投資です。理由は以下です。
- 長期運用(少なくとも10年以上くらい)することにより、元本割れのリスクを低くすることが可能
- ドルコスト平均法で定期定額で自動的に積み立てるため分散され価格上昇時・下落時のリスクを抑えることができる
積立投資を継続しつつETFのスポット買いをおすすめする理由は以下です。
- リアルタイムで売買ができて、積立投資とは違う投資方法が経験できる
- 下落局面で購入することにより、上昇したときの利益が狙える可能性がある
それぞれ解説していきます。
積立投資で資産の土台を作るのがオススメな2つの理由
積立投資は長期運用することにより、元本割れのリスクを低くすることが可能である
積立投資は長期運用することにより、元本割れのリスクを低くすることが可能です。下記は金融庁の統計データです。
積立投資の保有期間を5年と20年で元本割れのリスクを比べたグラフになります。保有期間が5年の場合は、元本割れの確率が18%だったのに対し、保有期間が20年の場合は、元本割れの確率が0%でした。
この結果から、投資初心者の方に特別な投資知識は必要がなく、時間を長くかけるだけで、元本割れのリスクを低くできることがわかります。
ドルコスト平均法で定期定額で自動で積み立てるため分散され価格上昇時・下落時のリスクを抑えることができる
積立投資は、ドルコスト平均法を利用して、定期定額で自動積立ができるため、購入のタイミングが分散され、価格上昇時・下落時のリスクを抑えることが可能です。
安い時には多く購入できて、高い時には少なく購入することて、購入が総額が偏らず平均化されます。最初に積立設定をすれば、あとは自動的に積立されるので、こちらも特別な投資知識は必要ありません。
積立投資を継続しつつETFのスポット購入をオススメする2つの理由
ETFのスポット購入はリアルタイムで売買できて積立投資とは別の投資方法を経験できる
ETFのスポット購入は、リアルタイムで売買ができて積立投資とは別の投資方法を経験できるので、オススメです。積立投資を継続しつつ、個別株と同じような取引が経験できます。またETFは、1株から購入ができるので、投資資金が数千円準備をすれば始められます。
下落局面で購入することにより上昇したときの利益が狙える可能性がある
ETFのスポット購入は、リアルタイムで取引ができる分、下落局面で購入できる可能性も0ではありません。下落タイミングを狙うのは正直難しいことではありますが、積立投資を継続しつつ余った資金を回すのをオススメしているので、指値注文を入れておいて、買えるのを待つという手もあります。
以上のことから、初心者は投資信託からはじめて資産の土台を作り、余った資金でETFをスポット購入するのがオススメな理由です。
まとめ
あなたは投資信託とETFどちらをやるべきなのか、決めることができたでしょうか。最後にこの記事のまとめを載せておくので、復習にご活用ください。
投資信託とETFの主な特徴
投資信託とETFのメリット・デメリット
投資信託のメリット
- 100円からはじめられる
- 積立投資に向いている
- 複利の力で雪だるま式に利益が増えていく
投資信託のデメリット
- 短期投資では利益が増えづらい
- 買う時、持っている間、売る時に手数料が発生する
- 元本保証がない
ETFのメリット
- 信託報酬(保有中のコスト)が低め
- リアルタイムで指値注文や逆指値注文ができる
- 値動きがわかりやすい
ETFのデメリット
- 買う時、持っている時、売る時に手数料が発生する
- 分配金が再投資されない
- 元本保証がない
投資信託とETFそれぞれに向いている人、向いていない人
投資信託に向いている人
- 少額で投資を始めたい人
- 投資知識が多くない人
- 日々忙しく片手間で投資を行いたい人
投資信託に向いていない人
- すぐに利益を出したい人
- 高リスク高リターンを追求したい人
- 絶対に損はしたくない人
ETFに向いている人
- 長期目線で投資をしたい人
- 自由に売買したい人
- リアルタイムで購入したい人
- 相場感が分かる人
ETFに向いていない人
- ETFを銀行や郵便局で購入したい人
- 多くの選択肢の中から選びたい人
- ほったらかし運用で利益を増やしたい人
投資信託とETFの手数料の比較
【投資信託:eMaxis Slim 米国株式 S&P500
国内ETF:NEXT FUNDSS&P500 指数 連動型上場投信】
【投資信託:eMaxis NASDAQ100インデックス
国内ETF:NEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信】
【投資信託:eMaxis Slim 全世界株式(オール・カントリー)
米国ETF:バンガード トータル ワールド ストックETF(VT) 】
投資家直伝!投資初心者にオススメの投資信託とETF、買い分けのコツ
- 積立投資は長期運用することにより、元本割れのリスクを低くすることが可能である
- 積立投資はドルコスト平均法で定期定額で自動で積み立てるため分散され価格上昇時・下落時のリスクを抑えることができる
- ETFのスポット購入はリアルタイムで売買できて積立投資とは別の投資方法を経験できる
- 下落局面で購入することにより上昇したときの利益が狙える可能性がある
コメント