初心者が損をしないためのローソク足の見方12の視点

「株について勉強を始め、ローソク足の存在を知ったが、ローソク足をどうみたらいいかわからない」
「ローソク足を自分の投資にどう役立てるべきかわからない」
「ローソク足を学んでも投資で利益をだせるか不安」

このような不安を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方のためにこの記事では下記のポイントについて解説しています。

本記事のポイント
  • 初心者がおさえるべきローソク足の見方
  • ローソク足の知識を身につける前に知っておいてほしい2つのこと
  • ローソク足の見方を売買に役立てる5つの方法

上記のポイントをこの記事で理解していただき、ローソク足の見方を活かした売買にお役立ていただければ幸いです。

その大前提として、多くの投資家にとって、株式をチェックする際はその株式の価格、つまり、株価をまず確認することが多いです。

例としまして、一般的なテレビニュースでも、「本日の日経平均株価は前日比で●●●円上昇」など、株価についてフォーカスした報道のされ方をしています。

この株価を確認する際に数字ではなく視覚的に一瞬で確認できるのが株価チャートです。

この株価チャートを表現する際に主だった表現方法はローソク足か、ラインチャートですが、大抵の場合、ローソク足が多いです。

その理由は「ローソク足だと株価に何が起きているかが理解しやすい」ためです。
そのため、多くの投資家が株価を見る際にローソク足での見方を1つのメガネのようにして利用しております。

上記のポイントをこの記事で理解していただき、ローソク足の見方を活かした売買にお役立ていただければ幸いです。

特にローソク足の見方を投資の参考にする際に気をつけるべきことについてはとても重要です。「ローソク足のサインでは上昇するはずだったが、その後、暴落した」というケースもたくさんあります。

そのため、多くの投資家が株価を見る際にローソク足での見方を1つのメガネのようにして利用しております。
こういったケースも後述しておりますので、この記事を最後まで読んでいただき、参考にしていただければ幸いです。

監修者:市川雄一郎 監修者:市川雄一郎 
グローバルファイナンシャルスクール校長。CFP®。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)。日本FP協会会員。日本FP学会会員。 グロービス経営大学院修了(MBA/経営学修士)。
日本のFPの先駆者として資産運用の啓蒙に従事。ソフトバンクグループが創設した私立サイバー大学で教鞭を執るほか、講演依頼、メディア出演も多数。著書に「投資で利益を出している人たちが大事にしている 45の教え」(日本経済新聞出版)

公式X アカウント 市川雄一郎@お金の学校 校長

1.初心者がおさえるべきローソク足の見方:5つのポイント

下記5つが初心者が損しないためにおさえておくとよいポイントです。

初心者が損しないためにおさえておくとよいポイント
  1. ローソク足が価格の値動きを形にしたものだと理解すること
  2. ローソク足の構成:始値(はじめね)・高値(たかね)・安値(やすね)・終値(おわりね)
  3. 始値から、終値まで、1つのローソク足が出来上がるまでのプロセス
  4. ローソク足の時間軸の種類
  5. ローソク足の見方の種類

全てに共通するポイントは時間と価格です。
それぞれ詳細を説明します。

1-1ローソク足が価格の値動きを形にしたものだと理解すること

ローソクは一定の時間軸の中で、始値(はじめね)、高値(たかね)、安値(やすね)、終値(おわりね)の4つの時点とその時点での価格に基づいて、形成されています。

始値(はじめね)、高値(たかね)、安値(やすね)、終値(おわりね)の説明については1−2で後述しております。

この図を見るとわかりますが、ローソクに似ているので、ローソク足といいます。
ローソク足の発祥は明治30年代にダイヤモンド社が開発したとも言われています。

ローソク足は大きく2つにわけて、陽線と陰線があります。
陽線とは始値より終値が高い状態を示します。

陰線とは始値より終値が低い状態を示します。

1-2ローソク足の構成:始値(はじめね)・高値(たかね)・安値(やすね)・終値(おわりね)

ローソク足は始値(はじめね)・高値(たかね)・安値(やすね)・終値(おわりね)
の4つの要素で構成されています。
この4つを4本値ともいいます。

 

始値(はじめね)・高値(たかね)・安値(やすね)・終値(おわりね)
始値(はじめね):始値はその時間軸で値動きが最初に記録される時点を示します。
高値(たかね):高値はその時間軸で値動きが最も高い価格をつけた時点を示します。
安値(やすね):安値はその時間軸で値動きが最も安い価格をつけた時点を示します。
終値(おわりね):終値はその時間軸で値動きが最初に記録される時点を示します。

1-3始値から、終値まで、1つのローソク足が出来上がるまでのプロセス

ここでは一ヶ月の値動きの始まりから終わりまでをローソク足で表現した月足(つきあし)を用いて説明します。
月足の1本が形成されるのを日足のチャートを見ながら説明します。
まず、その月の最も早い営業日がその月の1日からの場合、図のピンクの枠の1日が始値になります。

次に、その月で、図のピンクの枠の最も高い価格の営業日が高値として記録されます。

3番目に、その月で、図のピンクの枠の最も安い価格の営業日が安値として記録されます。
最後にまず、その月の一番最後の営業日が31日の場合、図のピンクの枠の31日が終値になります。

このようにして、ローソク足(上記の例では月足)は形成されます。

1-4ローソク足の時間軸の種類

ここでは、ローソク足の時間軸の種類について、まとめております。
1つのローソク足の時間軸として 下記のような例があります。

主な時間軸のローソク足
日中足:主に株式市場が開いている 午前9時から午後15時までの値動きを1分足や 5分足で表す。
10秒足:分間の始値、終値、高値、安値の4本値が10秒間隔。
1分足:分間の始値、終値、高値、安値の4本値が1分間隔。
5分足:始値、終値、高値、安値の4本値が5分間隔。
15分足:始値、終値、高値、安値の4本値が15分間隔。
30分足:始値、終値、高値、安値の4本値が30分間隔。
60分足:始値、終値、高値、安値の4本値が60分(1時間)間隔。
4時間足:始値、終値、高値、安値の4本値が4時間間隔
日足:始値、終値、高値、安値の4本値が24時間間隔(株式の場合はその日の取引の始まりである午前9時の寄り付きから取引の終了ある午後15時 大引けまで)
週足:始値、終値、高値、安値の4本値が1週間間隔。
月足:始値、終値、高値、安値の4本値が1ヶ月間隔。
年足:始値、終値、高値、安値の4本値が1年間隔。

一般的な投資情報サイトや証券会社のサイトでは日中足、5分足、日足、週足、月足を表示可能な仕様であることが多いです。

10秒足はtradingview社のプレミアムプラン(有料会員)であれば表示可能です。
主にFXの 秒スキャ(秒スキャルピング:数秒や 数十秒単位での売買を頻繁に繰り返す 取引手法 )のトレードをする方などが10秒足を表示する場合があります。

1‐5ローソク足の見方の種類

ここではおもなローソク足の見方の種類について説明いたします。
注意点としては、あくまで目安であり、そのサイン通りの値動きになるとは限らない点があげられます。
その理由は、ローソク足の時間軸やその銘柄、投資対象によってもかなり異なるため、一概にサイン通りに推移するとは限りないためです。

大陽線
大陽線は下記のチャートのように始値と終値の上昇幅が大きいローソクのことです。
あくまで一般的には、大陽線の出現後は上昇する事が多いとも言われています。


大陰線
大陰線は下記のチャートのように始値と終値の下落幅が大きいローソクのことです。
あくまで一般的には、大陰線の出現後は下落する事が多いとも言われています。

包み線
包み線は前営業日以上の値幅になるローソク足のことです。
具体的には下記①②の2種類です。
①「陰線から陽線」の包み線は前営業日が陰線なのに対して、翌営業日でその陰線を超える値幅の始値と終値の陽線の形で推移することをいいます。

②「陽線から陰線」の包み線は前営業日が陽線なのに対して、翌営業日でその陽線を超える値幅の始値と終値の陰線の形で推移することをいいます。


あくまで一般的には「陰線から陽線」の包み線はその後の上昇、「陽線から陰線」の包み線はその後下落すると言われております。

はらみ線
はらみ線は、そのローソク足の1つ前のローソク足の陽線(もしくは陰線)を超えない範囲で、次のローソク足の陽線(または陰線)が現れることをいいます。
あくまで一般的には相場の転換点になるといわれております。

三兵
三兵とは、3つの兵士、つまり、3つ連続で陽線(陰線)が続くローソクの形です。
あくまで一般的には赤三兵は、その後、上昇するサインとも言われています。

三空
ローソク足とその次のローソク足の間にすき間が空くことを窓といいます。
すき間(窓)が空くので、空、つまり、その窓が3つ以上連続で空いた形のローソク足なので、三空といいます。

上ヒゲ
始値か終値よりも、高値か安値が離れてつけた形のローソク足をひげといいます。
上ヒゲは高値が終値よりもより高い位置につけた形のローソク足です。
あくまでも一般的には上昇が止まるサインとも言われています。

ただし、ローソク足の時間軸やその銘柄、投資対象によってもかなり異なるため、一概にそうなるとは限りません。

下ヒゲ
下ヒゲは安値が始値よりも安い位置につけた形のローソク足です。
あくまでも一般的には下落が止まるサインとも言われています。
ただし、ローソク足の時間軸やその銘柄、投資対象によってもかなり異なるため、一概にそうなるとは限りません。

2.ローソク足の知識を身につける前に知っておいてほしい2つのこと

ローソク足の知識を身につける前に2点知っておいてほしいことがあります。
それが次の2つです。

2つの気をつけるべき注意点
・ローソク足だけで売買の判断は危険
・ローソク足の見方はあくまで1つの指標であるということ

ローソク足の知識を身につけると、ローソク足だけを見て売買の判断をしてしまう方がいます。
しかし、その方法は危険です。
ローソク足だけを見て売買をしないように、必ずその危険性を知っておきましょう。

2‐1ローソク足だけで売買の判断は危険

ローソク足だけで売買の判断をすることは想定外のリスクを伴います。
実際の事例を見てみましょう。

上記の株のローソク足が緑の点線で囲ったところが大陽線を形成しているのがわかります。
大陽線は本来、上昇のサインですが、その後 大きな下落を伴う動きとなりました。

もしも、ローソク足のサインをうのみにして投資をしていた場合、大陽線をつけた2020年11月9日週に90,000円で買っていたら、2021年2月中旬には40,000円台と株価が半分以下まで下落していたことになります。

2-2ローソク足の見方はあくまで1つの指標であるということ

2−2の事例と対照的に、ローソク足のサインが機能して株価が上昇トレンドになっている例もあります。

下記の事例は飲食関連の会社の株価ですが、水色の枠のところで大陽線をつけてから、少し小幅な値動きで切り上がった後、さらに大きな上昇をしているのがわかると思います。
これは 大陽線をつけた後、そのサイン通りに株価が上昇した事例です。

このように ローソク足の見方はあくまで一つの指標ということをよく覚えておいた方が良いです。

3.ローソク足の見方を売買に役立てる5つの方法

ローソク足の見方を売買に役立てるためには1つのローソク足単体だけでなく、多数のローソク足から、株価のトレンド(上昇、下落、横ばい)を読み解いたり、多数のローソク足+別の何かを売買の参考にする方法も1つの方法です。

この章ではローソク足の見方を売買に具体的に役立てる方法について、下記の5つを説明いたします。

ローソク足の見方を売買に役立てる5つの方法
  1. ローソク足+価格帯出来高を使って現状を把握する方法
  2. 短い時間軸のローソク足とそれよりも長い時間軸のローソク足で取引する方法
  3. ローソク足と水平線で取引する方法
  4. ローソク足とテクニカル分析の指標で取引する方法
  5. ローソク足とファンダメンタルズ分析で取引する方法

まずはこの中の方法を試して、ご自身に合ったものを見つけてみてください。
もちろんここにある5つというのは、手法のほんの一部です。

最終的にはご自身に最適な手法を模索していきましょう。

ローソク足の見方を売買に役立てるためのポイントは下記です。

ローソク足の見方を売買に役立てるためのポイント
①そもそも、手法だけで利益が出せるわけではなく、ご本人の性格や精神状態、株価チャートを見られる時間的余裕など、自分にあった手法を見つける努力が不可欠。
②その手法が過去、どれくらいの期間、どれくらいのサンプルの数で、どれくらいのペイオフレシオ(勝ちトレードの平均利益額:負けトレードの平均損失額の比率)であるか、それらの手法が機能するケース、しないケースはどういうケースか?等多くの検証が必要。
③上記①②を満たす手法でも、やがて機能しなくなるケースもあるため、絶え間ない研究が必要。

特に①②が重要です。
具体的には、「精神的苦痛がなく、損切りができるorできない」や、「含み益を長く保有できるorできない」など性格にあった手法をみつけられるかがとても重要です。

お金に執着しすぎる人は損切りできなくなり、かえってお金を失いやすくなります。

3-1ローソク足+価格帯出来高を使って現状を把握する方法

価格帯別出来高とはいくらの株価のときにどれだけ注文が成立した株数である出来高を表示するものです。

FXでは基本的に出来高を確認できません。
反面、株式は取引所で行われる取引のため、出来高を確認可能です。

下記はSBI証券のアプリの価格帯別出来高とローソク足のチャートです。

引用:SBI証券

横軸に長い長方形がでているのがわかりますでしょうか。
それが価格帯別出来高です。
長方形が横に長いほど、その価格帯での出来高が多いことを示します。

上記の株価チャートでは500円台から600円台後半で、緑色の矢印の価格帯別出来高が長い長方形で表示されています。
ちょうど、黄色の枠の株価チャートのあたりと思われます。
時間軸を見ますと、7月7日週から9月下旬にかけて、上昇・暴落していることがわかります。
下の出来高を見ますと、赤い枠で囲った箇所の出来高が多いことがわかります。

この銘柄の場合1月の200円台から7月の750円台まで、約7ヶ月で、上昇途中での下落である押し目もあまりなく、3倍以上に上昇しております。

このように価格帯別出来高で高値圏(上記のチャートだと500円から700円台)で大きな出来高があり、その多くが買いによる出来高だった場合、一度下落すると、それらが売り圧力になるケースがあります。

こういったものを「しこり玉(ぎょく)」といいます。
これは投資家が高値で買いすぎて、株価が暴落すると、売るに売れない心理状態になるためです。

しかし、これらは株価に重大なインパクトを与える好業績など材料があるケースでもかなり変わるため、個人的にはあくまで参考程度に確認しています。

3-2短い時間軸のローソク足とそれよりも長い時間軸のローソク足で取引する方法

長い時間軸で、変動幅が大きくなっている箇所を確認し、短い時間軸で取引をするやり方です。
下記はドル円のチャートです。
長い時間軸は日足、短い時間軸は4時間足の例です。

引用:SBI証券
長い時間軸を見ると、8月、9月と、下値を切り下げそうになるとチャートが反発して、上昇トレンドを維持しています。

このようなローソク足の形で売買する場合、そのまま上昇トレンドが継続すると想定して買い、トレンドに従う売買を順張りと言います。


筆者が順張りの取引をする場合、長い時間軸では順張り、それよりももっと短い時間軸で順張りの逆の逆張りをすることがあります。
具体的に上記のドル円の場合、長期のトレンドは日足で確認します。
日足では上昇トレンドをえがいているため、基本的に買い目線となります。

そして、短い時間軸では4時間足で、日足の上昇トレンドと逆の下落トレンドの状況がないかを確認します。

もしも、4時間足で下がってきた段階でピンクの矢印付近で買い、価格が反発して、日足の上昇トレンドがそのまま継続した場合、より値幅を大きくとれます。

これが長い時間軸では順張り(上昇トレンド)、短い時間軸では逆張り(下落トレンド)をもちいた取引事例です。

上記のドル円では日足の下値の箇所におおまかに下値のラインを引き、そこから一定程度下がったら、損切りします。

そのまま上昇したら、損切りの値幅に比較して、数倍の値幅を利益確定の目安とすると、損が小さく、利益が大きい、損小利大の取引が可能です。

ただし、この場合、勝率が低くなるケースもあり、ご自分で色々な過去のケースを検証されることをおすすめいたします。

3-3ローソク足と水平線で取引する方法

​​水平線とは文字通り、高値や安値で大きく反発している箇所に引く線のことです。

水平線での取引の大きなポイントはその位置から大きな値動きをしている箇所です。
大きく動き始めた方向に順張りのトレードをしていくと、トレンドラインをひくなどにより、損小利大の取引が可能になることがあります。

ただし、勝率が低くなるため、損切りに抵抗のある方にはむいていません。
ご注意ください。

3-4ローソク足とテクニカル分析の指標で取引する方法

​​筆者がローソク足とテクニカル分析で取引する際に現状を認識するために200日移動平均線を用いることがあります。
移動平均線とは一定期間の価格の終値の平均値を繋ぎ合わせた折れ線グラフのことです。
その株式のおおまかな方向性を知るために200日移動平均線は多くの投資家が注目し、市況の報道などにも記載がされることがあります。

200日移動平均線よりも株価が上なら、上昇トレンド、下なら下落トレンドとして認識します。
ただし、これはあくまで目安程度です。

3-5ローソク足とファンダメンタルズ分析で取引する方法

​​「ファンダメンタルズ分析」とは、投資先の企業について「将来性はどうか」「収益力はあるか」といった企業価値を測る方法です。
ファンダメンタルズ分析の1つはPBRなどの指標に基づく分析です。

PBRは株価純資産倍率(Price Book- value Ratio)のことで、株価が直前の本決算期末の「1株当たり純資産」の何倍かを示します。
「PBR = 1倍」=企業の持つ純資産(株主資本)と現在の株価が同じという意味です。

そのPBRが1倍を割れるということは理論上、その会社は純資産を売って、今すぐ解散した方が株主にとって儲かる状態です。
つまり、PBR1倍以下ということはその企業が純資産以下でしか評価されていないということです。

日経平均株価という株価指標を聞いたことがある方もいるとおもいます。
日経平均株価は日本経済新聞社が選定した225社の株価であり、日本の株式市場の代表的な株価指標です。
そのため、今にも倒産しそうな会社などは組み入れから外されており、優良企業の部類に入る企業がメインです。

この日経平均株価でPBRが一倍割れになるということは、優良企業でありながら、純資産を売却して解散したほうが儲かる状態であり、ある意味では不合理な状態です。

この点を意識して、日経平均株価がPBR一倍割れ水準になると割安感を感じて、買う投資家がいる場合、株価が反発することがあります。

引用:GMOクリック証券

筆者は上記画像の緑の矢印の2018年年末、2020年3月コロナショック時、両方ともPBR1倍割れた後、株価チャートの分析をした上で、日経平均先物を買い、利益を上げました。

ただし、2010年〜2012年前後には、PBR1倍割れが常態化していたこともあり、次も成功するとは限りません。

まとめ

1章のまとめ

・陽線とは始値より終値が高い状態を示す。
・陰線とは始値より終値が低い状態を示す。
・ローソク足の構成:始値(はじめね)・高値(たかね)・安値(やすね)・終値(おわりね)。
・ローソク足の見方はあくまで目安であり、そのサイン通りの値動きになるとは限らない

2章のまとめ
・ローソク足だけで売買の判断をすることは想定外のリスクを伴う。
3章のまとめ
・①そもそも、手法だけで利益が出せるわけではなく、ご本人の性格や精神状態、株価チャートを見られる時間的余裕など、自分にあった手法を見つける努力が不可欠。

・②その手法が過去、どれくらいの期間、サンプルの数で、ペイオフレシオ(勝ちトレードの平均利益額:負けトレードの平均損失額の比率)であるか、それらの手法が機能するケース、しないケースはどういうケースか?等多くの検証が必要。

・③上記①②を満たす手法でも、やがて機能しなくなるケースもあるため、絶え間ない研究が必要。

・ローソク足の見方を売買に役立てる5つの方法
→ローソク足+価格帯出来高を使って現状を把握する方法
→短い時間軸のローソク足とそれよりも長い時間軸のローソク足で取引する方法
→ローソク足と水平線で取引する方法
→ローソク足とテクニカル分析の指標で取引する方法
→ローソク足とファンダメンタルズ分析で取引する方法

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